今日は、食糧危機に関するお話です。
豚肉、牛肉、鶏肉に代わる植物由来の「代替肉」の需要が、日本をはじめ世界中で急速に高まっています。
肉の本場であるアメリカでは、ファストフード大手のマクドナルドが植物由来の肉代替バーガーを発売し、急速に人気を集めている。
日本では、新型コロナウイルスの発生で人気沸騰中の一人焼肉チェーンの新メニューにこの代替肉が登場した。
牛肉、豚肉、鶏肉に続く「第4の肉」として人気の背景には、世界的な健康志向の高まりに加え、穀物を大量に消費する畜産業の環境負荷や持続可能性が問われるようになったことがある。
また、畜産業が大気中に放出するメタンガスの温室効果が問題となり、地球温暖化対策として注目されている。
牛のゲップにはメタンガスが含まれており、地球温暖化の原因になっていると言われている。
こうした機運に乗り遅れないようにと、食品メーカー各社は次々と新製品を投入している。
伊藤ハムでは、この春、大豆ミートを使ったカレーやシチューを発売した。商品担当者は「肉の繊維感や食感を再現した」と自信満々だ。既存商品では、ハムカツやナゲットが人気といい、ラインアップを14品に拡充する。
日本ハムは、これまで代替肉がなかった冷凍食品ブランド「ナチュメイト」に、餃子とシュウマイを追加。関連商品で、2022年に約12億円の売上を目指す。
代替肉ジャンルは売上拡大の一途だ。
外食業界ではどうだろうか。
ダイニングイノベーション(東京)は昨年12月、「焼肉ライク」全店で代替肉「NEXTカルビ」の提供を開始した。
その結果、約7割のお客様がお肉を注文せず、代用肉のみを食べたとのこと。
そこで、「焼肉ライク」(東京)の有村社長は、「お客様1人につき1台のロースターを用意しているので、ベジタリアンのグループにも対応できる」と説明する。
新しいビジネスチャンスが生まれているようですね。
今後の代替肉分野に注目ですね!